2016年02月29日

笠井叡、第47回舞踊批評家協会賞を辞退

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↓ 授賞理由

「お気に入りの6人の女性ダンサーに振り付け自らも踊った<今夜は荒れ模様>の舞台で、男たちの様々な戦争ごっこを尻目に、全員で嬉々として踊り狂ったダンス三昧の舞踏会の成果に対して」

で、笠井叡は受賞を辞退。当然。

第47回舞踊批評家協会賞辞退について

投稿者 町口覚 : 14:53

2016年02月21日

満員御礼2連発

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文芸フェス〟で開催されるイベントは、ご予約で満員御礼となりました! ありがとうございます!
昨日、ポスターハリスギャラリーで開催された〝トーク&サイン会〟も満員御礼酸欠状態で無事終了しました。
展覧会は「3月27日(日)」まで開催していますので、よろしくお願いします。写真集も会場にて絶賛発売中です!

投稿者 町口覚 : 19:48

2016年02月11日

〝写真〟と〝言葉〟

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ポスターハリスギャラリーで開催される〝トーク&サイン会〟は、ご予約で満員御礼となりました! ありがとうございました! こちらの〝文芸フェス〟のイベントも楽しくなりそうです! なんと無料! ★お申し込み受付中

投稿者 町口覚 : 00:41

2016年01月31日

森山大道写真展『裏町人生〜寺山修司』

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マッチアンドカンパニーの新刊写真集『Daido Moriyama: Terayama』【日本語版】の発売を記念して、森山大道写真展『裏町人生〜寺山修司』を渋谷のポスターハリスギャラリーで、2月5日(金)より開催します!
会期中にはトーク&サイン会も! ★ご予約受付中

投稿者 町口覚 : 21:50

2015年12月27日

笠井叡 × 森山大道 × 太宰治

来春、中国・北京で公演するプレビュー公演が〝天使館〟にて。 事件です。

中国公演に対する叡さんのステートメントを記します。

 写真集『Daido Moriyama: Dazai』を手にしたことでこのダンスが生まれた。
 太宰治の「ヴィヨンの妻」を森山大道さんの写真と一緒に見ると、不思議なことに太宰のまったく別の側面が伺える。それは森山さんの写真に関しても同じだ。例えば、カラスが飛んでいる写真、電信柱に止まっている写真から、森山さんの持っているロマンチズムをイメージすることができる。これまで森山さんの写真には、どちらかというとハードな印象、ある種のリアリズムを感じていたが、「ヴィヨンの妻」とダブらせて見たことで、森山さんの叙情的な側面を発見した。
 しかもそれでなぜダンスをしようと思い立ったかというと、森山さんの写真と太宰の言葉のつなぎの部分に、動きが立ち上がってくるのを感じたからだ。写真と言葉のあいだに流れるものをダンスにするということを初めてやってみようと思った。
 私は以前から作家の身体性というものに非常に興味があり、実は十年ほど前に、太宰の「人間失格」を踊ったことがある。作家の身体性を一番問題にしたのは三島由紀夫だった。意外にもその三島さんの対極で身体性と格闘していたのが太宰である。その格闘がアルコールに向かわせ、逆に文学には明晰さとなって表れた。ダンスというのは音楽と結びつく傾向がある。音楽の中にある作曲家の身体性を感じるからだ。作曲家の身体性はすべて音楽になって表れる。ところが、文学はそうはいかない。文学は自らの身体性との闘いである。言葉のカスが身体なのではなく、身体だけがひどく取り残されてしまうのだ。太宰はアルコールに溺れ、自死した。これは、文学者の、太宰の身体性との格闘を踊る、初の本格的な公演でもある。
 今回『Daido Moriyama: Dazai』によって北京で踊る機会を得た。私にとっては初めての中国公演でもある。
 だが私には、どこで踊るかは重要ではない。ダンスの正念場は舞台に立った瞬間だけ、舞台と観客、それがすべてなのだ。あとは何もいらないし、どうでもいい。

笠井叡

やっぱ、事件です。。。 ご予約はお早めに。

投稿者 町口覚 : 18:37