2009年04月02日
京都
仕事がバッタバッタにも関わらず、佐内正史対照第六弾写真集の印刷立会で京都。
京都市北区の中華料理『鳳舞』の味の旨さに絶句。
で、夜中には(喰ってないけど)ラストトマトグラタンと足湯とオセロ観賞。
解体した森山大道写真集『光と影』も無事印刷入稿。今月末完成。定価千八百九十円税込(安っす〜)。
投稿者 町口覚 : 19:55
2009年02月22日
光と影の解体
不朽の名作写真集『光と影』の復刻版を(講談社から)刊行するんで写真集を解体しまーす。
今やとっても高価な写真集にも関わらず解体?
それは、印刷入稿するプリントが無いし、ネガも無い。
で、昭和五十七年に刊行された写真集なので印刷フィルムも残ってなーい。
俺、意を決して解体作業に入ります。
まず、表紙を開きます。
表紙の背中と本文(ほんもん)が結合している部分をカッターを使ってよーくホグします。
丁度よくホグれたら、勇気を持って分離させます(ここ重要です)。
ハイ!分離。
本文の背に残っている糊(業界では “メルト” と呼んでいます)をカッターを使って削ぎ落とします。
丹念に紙ヤスリを使ってフラットにするのもとても大事なことです。
本文の背中がフラットになったら、本文を開いていきます。
全ての本文がフラットになるように押さえつけてあげます。
するとフラットになった本文の中から文字が現れるページが!拡大してみると?
そうです。本は、表紙の背中と本文が結合されているだけでなく、本文と本文も結合されていたのです!
しかも糸で結合。そうです!写真集『光と影』は糸縢(いとかがり)製本だったんです。
その糸をカッターを使ってひとつひとつ分離させます。
本文と本文が全て分離しました。
そしてもう一度、分離した本文を開き、
ピンセットを使って(一本一本)丁寧に糸ぬきしてあげます。
糸ぬきはとっても気持ちがいい作業です。
はい。綺麗に解体されました。
追伸)先日、ワシントンから届いたロバート・フランクの図録は?
とっても綺麗に糸で結合されています。これから写真集をつくる方には糸縢製本をおすすめしまーす。
投稿者 町口覚 : 23:51
2009年02月14日
梯子酒
外国人記者倶楽部でドナルド・リチーさんと名作写真集を復刻するための打ち合わせ。
せっかく銀座なんだからねー、ってことで “天龍” の餃子・麦酒。
せっかく銀座なんだからねー、ってことで “ささもと” のレバ刺し・ハラミ刺し・熱燗。
慰めの報酬は初日に観てます。アストンマーチンには一度だけ乗ったことあります。
最後は代々木でもつ鍋って、ねー。少しづつ食べて少しづつ呑むと何軒でも行けちゃうんですよねー。
投稿者 町口覚 : 22:37
2009年02月11日
ニューペア
取材でブックデザイナーの祖父江さん宅を訪問。“ドンピシャな、だいたい” 等。流石な名言が飛び出してたなぁー
で、帰りに中目黒のニューペア
で、メンチカレー。無愛想なオバちゃんが最高!
で、高橋恭司写真集「ampm」絶賛発売中(売れてます)。
投稿者 町口覚 : 23:12
2009年02月08日
建国記念日
あんまり刷ってないんで迷ってた、高橋恭司写真集『ampm』を建国記念日から “book shop m” で販売しまーす。
で、高橋恭司展「織箱」の写真と光を如何に印刷物に落とし込むかと企んでたら、昨日ラフデザインが完成〜
投稿者 町口覚 : 22:37